わたし、二番目の彼女でいいから。 1 感想文

一言でいうとイライラしました。だだ、世の中には摂取しても虚無しか得られないコンテンツが大半な中で、正負は兎も角感情を動かされたという意味で褒めています。

まず枝葉末節として、インテリキャラの癖に「同様に確からしいか議論せずに確率分布を定義するな」「バーナム効果とか確証バイアスを援用せずに血液型占いの話をするな」の2点。あと、1番目に好きな人の掘り下げが遅いのと、時系列が順ではなく回想多めな点で、web小説と商業小説の文化の違いを感じた。

で、本題として、主人公が優柔不断なのが嫌い。1番目と両想いが確定した時点で「諸々の障害を乗り越えて俺が幸せにします」くらい言って2番目捨ててくれ。"1番目を選びたいけど選べない"という思考実験の回答としてはナンセンスなんだろうけど、空想の中くらい強い男が見たい。2番目が可哀想ではあるけど、高校生の失恋くらい後からフォローできるでしょう。

あとはキャラデザで、目が離れてるのか小さいのか分からんけどしっくり来ないので、よう実の堀北鈴音とか君は淫らな僕の女王の川奈昴みたいな感じにして欲しい。ついでに、性格も無感情より気が強い女の方が好き。

以上、欲しいものリスト乞食の謝礼文でした。